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ランちゃん健康倶楽部

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人生を変える

ロバート・キヨサキ 著書:

「人生を変える教育とは何か」

1.感情的な教育
伝統的な教育の困った点の一つだと私が思うのは、それが恐怖という感情・・・もっとはっきり言うと間違いを恐れる気持ちに訴えることだ。これは失敗を恐れる気持ちにつながる。私の先生は、学習意欲をかきたてるどころか、失費への恐怖をあおって勉強させようとして「いい成績を取らないと高給取りにならないぞ」などと言っていた。
また学校では、間違いをおかすと罰を受けた。私はそこで、間違いを恐れることを感情的に学んだ。問題は、現実の世界で成功するのは、一番たくさんの間違いをおかして学ぶ人だということだ。
教師だった貧乏父さんは、間違いをおかすことは罪深いことだと思っていた。ところが、金持ち父さんはこう言っていた「私たちは、間違いをおかすことで学ぶようにできているんだ。自転車だって、倒れては乗り、倒れては乗りしながら、乗り方を学んでいくものだよ」彼はこうも言っていた。「間違いをおかしたのに、そこから学ばないことこそ罪深いものだよ」
そしてこんな説明をしてくれた。「間違いをおかしたときに嘘をつく人がとても多いのは、間違いを認めるのを感情的に恐れているからなんだ。だから学んで:成長する機会をむだにしてしまうのさ。間違いをおかし、それを認めること、他人を責めたり、正当化したり、言い訳をしたりしないこと、それが私たちの学び方なんだ。間違いをおかしたのにそれを認めなかったり、他人のせいにしたりすることこそ、罪深いことなんだよ」
伝統的なビジネスの世界でも、間違いに対して同じような姿勢がはびこっている。ビジネスの世界で間違いえおかすとクビになったりすることが多い。ネットワークビジネスでは、間違いをおかすことで学び、間違いを直し、頭脳的にも感情的にも賢くなるように励ましてくれる。会社に勤めてセールスの勉強をしていたころ、成績の悪い営業部員はクビになっていた。ネットワークビジネスでは、リーダーの重点項目は、成績の上がらない人と一緒に働き、成績が上がるように励ますことであって、その人をクビにすることではない。あなたにだって自転車の乗り方を学ぶのに、倒れることで罰を受け、落第点をつけられたりしたら、とても乗れるようにはなっていなかったはずだ。
私が他の人よりも経済的に成功しているのは、私の方がたくさん間違いをおかしたからだと思う。つまり、間違いをおかすことは悪いことだ、それは自分が愚かだというふうに学んだ人よりも、たくさん間違いをおかしたからこそ、私は成功したのだ。ネットワークビジネスでは、間違いをおかし、それを直し、学び、成長するように励ましてくれる。私に言わせれば、これこそ人生を変える教育だ。伝統的な教育とほとんど正反対の教育なのだ、
間違いをおかすのがおそろしくてたまらない、失敗するのが怖いという人には、ネットワークビジネスがとくに向いている。ネットワークビジネスのトレーニング・プログラムで人が自信をつけたり、自信を取り戻したりするのを私もこの目で見てきた。もっと自信がつきさえすれば、あなたの人生は永久に変わる。

2.身体的な教育
はっきりいって、間違いを恐れる人は大したことはないので、あまり学ぶこともない。学習とは、頭だけでなく、まさに体も使うプロセスだということは、ほとんどの人が知っている。テニスを習うのが身体的なプロセスであるように、読み書きも身体的なプロセスだ。正しい答えが全部分かるように、そして間違いをおかさないようにしつけられていたら、教育プロセスが妨げられてしまう恐れがある。答えはすべて分かっているのに怖がって何もしようとしないのでは、進歩のしようがない。
私が研究したネットワークビジネスはすべて、頭で学ぶことと同じくらいに体で学ぶことを勧めている。



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